かわいいは正義、暴力的な正義

うどんこ天気 - 非モテ認識ちょっと変わってきたよ すいません超ながい

勝ち負けとか上下とか、そういうので判断しすぎなんちゃうかと。合コンでうんこって叫んでもいいじゃないの!恋愛するからってがんばらなきゃいけないとかってなんで?がんばらないと出来ない恋愛で、それが出来ていないからダメ人間って辛くない?がんばり続けなくちゃいけない?結婚まで?結婚と言うゴールまで行かなくちゃダメ?てかあれって運ですよね。そういうのをもっと考えたい。

うどんこ読んでて思った、ってわけじゃないんだけどさ。恋愛って、要は同性同士での異性の奪い合いじゃん。だから、異性を奪うために男も女も武装して、オシャレして兵器を買って身に着けて、面白人間や誠実な人間をアピールしているのさ。だから、武力は正義、かわいいは正義、勝てば官軍、恋人がいれば勝ち組なのさ。恋人という植民地からセックスを搾取するために、男も女も努力したりしなかったりで日々を過ごしているんだと思う。
そう、非モテを自称し、特に容姿端麗でなかったり内向的な性格を自負していて、恋人ができる気配なんてない人たちには、そういう「正義」なんてものはただの暴力装置にしか感じられないと思う。異性の争奪戦のど真ん中に手を伸ばすには相応の武力が必要なわけで、武力を持たぬ国々が武力行使をして異性に侵略する人々を「浅ましい」「プライドがないのか」「下衆」とか陰でののしるわけだ。
テレビや雑誌メディアは恋愛自由主義を煽ることにより兵器を売りさばき、死の商人によってバラまかれた近代武装で壮絶な争いが繰り広げられている。きらびやかな男も女も、美男美女にのみ生きる資格がある、ブサイクは死ねという錦の御旗を振りかざし、大手を振って街を歩く。渋谷も新宿も原宿も、そういう人種に侵略されてペンペン草も生えない。
「そんな、みんな必死に異性を奪い合うために軍拡を繰り返さずに、もっと自然体で接しましょうよ」なんて軍縮を呼びかけても、軍縮に応じるのは植民地支配の旨みを知らぬ弱小国だけ。今日もAmerican Justiceは自らを正義とし世界警察として非モテの男女を蹂躙する。
戦争は悲しみしか生まない、だなんて戦時中は思わないものなんですよ。勝てば官軍という時代に、取り残されないよう日々軍拡の道を歩むしかないのです。といっても、自分なんか弱小で外交もダメ国家は、ガチンコで正面からぶつかれないからね、色々と裏工作をしたりするんですよ。はぁ。