狙い撃ち!恋愛マーケティング論

レズだなんだと色々書いてるけど、今日はちと完全男視点で書いてみようと思う。
ヲタなことって物凄くネガティヴなイメージで、オタクってだけで嫌われるとかそういう考えを持っている人がいそう。でも、俺が思うに、ヲタ知識をためることだってモテにつながる可能性だってあるわけさ。そう、渋谷を歩いてそうな女相手にはまったく役に立たない「銀魂」の銀さんのセリフ知識も、ヲタ要素満載の腐女子相手には「なんでお前そんなに詳しいんだよwww」とか一緒に盛り上がれる共通の話題だったりする。そこでなお前さん、「いいんだよイザという時にはキラめくから」とか言ってみるんだ、腐女子が「瞳孔開いてんぞ、よく面接通ったな」とか返してくれるから。
最終防衛ライン2 - オタクがモテのステータスというよりも、結局はキモイがそうでないかじゃん

結局は妹さんの言葉を借りるらな「一緒にいても恥ずかしくない格好」つまり「キモイかそうでないか」の問題であって、オタクであることは問題じゃないわけで。中には、素敵な趣味だと思う人もいるかもしれませんが、それでもキモけりゃ付き合おうとは思わないだろうし。

キモいのか、キモくないのか。世間的には「イイ歳した大人が、ジャンプ読んで『銀さんマジかっこいいから』とか言ってるのはキモい」のかもしれない。でも、銀魂大好きトシ大好き腐女子的には「この人、銀魂のネタわかるじゃん!セリフとかなんか覚えてるしwww」という考えになるかもしれない。「銀魂という漫画を読み、面白いと思える、むしろ今連載されてる少年漫画の中で最高の作品じゃね?」という女が、同じような価値観を持つ男と仲良くなる余地を秘めているならば、「銀魂を読んで、コミックスを発売日に全巻揃える」という行為はその腐女子へのマーケティング活動と考えられる。腐女子が意識の中でどう思っているかはあまり関係なくて、どういう男と接すると「胸キュン」が起こるか、が非常に重要なはず。「こういうタイプの人が好き」という話を聞いて、自分はピッタリ当てはまるのに、じゃあどうして異性として好きになってくれないのだろう、なんて経験あるはず。いや、あるに決まっている!あるって言ってくれよぉ・・・。見た目キモくても、秋葉原なら堂々と歩けるとかあるかもしれないし、キモいかどうかはやっぱり価値観に因ると思うのよね。
とにかくだ。マーケットに対して、どう自分という商品をマーケティングして売りさばくか。消費者のニーズってのは、声として売り手に届くものだけじゃない。潜在的なニーズってのがあって、それに応えられる企業がやがて勝ち組になっていくんだと、そう思うわけさ。消費者も応えてくれたことには気づかないかもしれない。「なんかイイかも」というくらいでもいいのさ。
まあ、潜在的なニーズってのを知るのが難しいのと、マーケットが小さすぎるから色々問題が発生しているんだけど。
むしろ、モテるとかモテないとかはどうでもよくて、好みのタイプの異性に好意を抱いてもらえるか、のほうが重要じゃねえの?モテる、モテないなんて自尊心を満たすためのステータスでしかないわけで、問題は意中の異性にどう思われるか、という辺りなんじゃないかと。どう見てもモテモテなのに、「ボク意外とモテないんですよー、こないだもデートに誘った子にフラレちゃってw」とか言う人も、実は俺ら非モテと同じようなこと考えてるかもしれない。逆に5年付き合って結婚したけれど、伸びたTシャツとか着て明らかに非モテで実際職場の女の子がウザがる人も、「非モテ君アワレwww」とか思ってるかもしれない。
無理に大きな市場に参入するよりは、ニッチな市場狙ったり、既存顧客の満足度優先とか、色々方法はあると思う。ニッチ狙いがガチャピンケータイとか思ってるうちは、たぶん…、だけど。